マフラー



私がFD3Sに乗り始めて、社外マフラーを4本取り付けました。それらの4種類について、感じたことです。


1.トラスト BL SUS EVOLUTION
とらすと FDで初めて交換したマフラー。カタログスペックはメインパイプ80φ、テールパイプは130×120φの斜めカット。メインパイプはスチール、タイコとテールパイプはステンレスである。
交換前は、楕円斜めカットで、肉厚のあるテールパイプが余り好みではなかったが、取り付けてみるとFDの後ろ姿になかなかマッチしていた。マフラー以外フルノーマルで交換したところ、ノーマルとは違うまずまずの低音が響く。1速、2速と全開加速してみると、ノーマルより高回転での吹け上がりが良かった。ただ、FCの時に触媒レスのスポーツマフラーだったため、そのときの甲高いロータリーサウンドを期待してたが、全く違う音質だった。当然だがJASMA認定の車検対応のため音量もそこそこだった。
しばらく走ってみると変なことに気づいた。それは、街乗りの中回転域で、アクセルを入れて加速するときよりも、アクセルを離して減速するときの方が音量が大きいのである。運転している本人は、減速からアクセルを入れて加速しているのに、音量が小さくなるという頭の中と実際の感覚とのギャップが気になってしょうがなかった。
ある日駐車場でFDの後方から夕日が射す中、マフラーのテールパイプから中を覗いてビックリ。テールパイプの奥のパンチングパイプの途中に栓がしてある!!さらにタイコの中のパンチングパイプは、テールパイプ・メインパイプの径とは違って60φしかない。トラストって、カタログや広告では全てのマフラーはストレート構造だって言ってるのに・・・・。
とらすと横色々観察してみると、パイプ内の「栓」は、パイプに対して点付け溶接で周囲が何カ所か溶接されているだけのようである。それと、「栓」の向こう側までパイプはあるようで、ストレートタイプのパンチングパイプの途中に「栓」を付けることで排気ガスを一度「栓」に衝突させてパイプの外に出し、再びパイプに戻って来てテールより排出する、この原理で消音しているようである。この構造が原因で、減速している方が音が大きいという変なことになっていると思った。
よってするべき事はただ一つ、「栓」を取り除く!である。テールパイプより1メートルくらいの鉄パイプを差し込み、大ハンマーで何度が叩くと・・・「カラン・・・・」という音とともに「栓」がはずれた。ストレート構造というのは全くの嘘ではなかった。
この状態で走ってみると、アクセルを踏んだら踏んだだけ音量が上がる。音量自体も大きくなって、ロータリーサウンドに一歩近づいたようである。とらすと後ろまっ、60φのストレートマフラーだけど、燃調をとるためのお金も方法も(当時FD4型のCPUチューンはまだ確立されてなかった)無いことなのでしばらくこれで走ろうと思った。


2.エスティメイ Version R タイプ2
ST−MAY
アイフィーリンさんより中古で購入。
カタログスペックは、メインパイプ85φ、テールパイプ120φ、ストレート構造でオールステンレス。
トラストから交換してすぐ感じたのは音の違い。全く違う種類。トラストは低音だったが、エスティメイは乾いた甲高い音だった。ロータリーサウンドとは若干違うかなり個性的な音だけど、なかなかいい感じ。走ってみても、高回転域でのパワー感はトラストよりも上だった。やはりメインパイプとタイコの中のパイプ径の違いが関係しているんだと思う。
後に、フロントパイプ+センターパイプを組み合わせ、HKSのF−conV+ナイトスポーツEBS3で制御することになったが、さらに心地いい音質になった。なんかNAのような音。この状態でも何とか現在の保安基準マフラーくらいの音量だった。ストレート構造でパイプ径85φの割に音量が大きすぎないのは、タイコ内部にスリーブがあるからだと思う。
エスティメイ横 エスティメイ後ろ
トラスト・エスティメイ比較

上・トラスト
下・エスティメイ


5zigen ボーダー80
ボーダー80後ろこれまでの2本のマフラーは、どちらもJASMA認定の車検対応マフラーだったため、一度競技用というマフラーを付けてみたかった。と言ってワンオフマフラーとかを作るお金もなく、以前よりFD3S用に競技用として発売されていた5zigenボーダー80というマフラーを手に入れた。
スペックは、メインパイプがセンターパイプからずっと80φ、テールパイプが100φ、テールパイプのみステンレスでその他はスチール。センターパイプは消音用のタイコが付いていた。
今まで取り付けていたセンターパイプは、76φでサイレンサー無しだったため、ボーダーのセンターパイプは使用せずにリヤマフラーのみ取り付けてみた。最初に感じたのは音量がかなり少ない、静かだって事。同じセンターパイプ+エスティメイよりも静か。音質はトラストのような低音だった。乗ってみた感じは、エスティメイと変わらなかった。このマフラーの時にパワーチェックを行ってみたが、結果はブースト0.9で330馬力だった。ちなみに、フルノーマル
でのパワーチェック結果
は249馬力。

ノーマルパワーボーダーパワーボーダー・エスティメイ比較


上・5zigen
下・エスティメイ







タナベ レーシングメダリオン
RM後ろ排気効率をもっと上げたいと思って、リヤマフラー部のみ交換することとした。
車検対応にはこだわらず、個人売買の中古でもいいのでとにかく安く手に入れたいと色々物色。候補としては、5zigen304MAX、タナベレーシングメダリオン、ショップレベルで作っているマフラー達。街乗りではそこそこ、サーキットではとにかく爆音と言うのを目指して、インナーサイレンサー付きのモデルを選びたかった。また、流行の砲弾型の中でもチョット変わった形にしたい・・・そんな理由よりタナベのレーシングメダリオンに決定・・・・。
送られてきたマフラーを見てまず一つガッカリ・・・・。よくある車検対応マフラーのように、触媒との接続部分は70φに絞られていた。アペックスあたりは絞っていることを知っていたが、タナベもそうだったとは・・・。そのうち市販されているフランジと80φのパイプを購入して、絞っている部分を作り直そうと決心した。
しかしマフラーを持ってみて軽いことに驚いた。5zigenボーダー80のリヤマフラー部分が12.5kg、レーシングメダリオンが8kgだった。
取り付けてエンジンをかけてみると、インナーサイレンサー付きでもやはり音量は大きい。サイレンサー無しのセンターパイプが付いてあるから当然ではあるのだが。走ってみると、ボーダー80やエスティメイと同じ様なフィーリング。ただ高回転ではさすがにインナーサイレンサーの抵抗が大きいようで、排気音も苦しげである。
インナーサイレンサーをはずしてみると、アイドリングから爆音。今までのどのマフラーよりもうるさい。走ってみると、低速ではトルクの落ち込みは感じられない。アクセル全開では・・・・(^◇^;)ゲロゲロ〜ブーストの立ち上がりがものすごく早い。パワー感も今までとは比べ物にならない。排気音も最高!低音気味だが、これぞロータリーサウンド。70φの絞り部分のことを忘れるくらいパワーもレスポンスもアップした。街乗りではインナーサイレンサー無しでの走行は気が引けるが、サーキットではピッタリの感じ。
ただ、ブーストの上昇が早いこともあってか、オーバーシュートも大きい。インナーサイレンサー付きでは、EBS3を0.9kg/cm2設定でオーバーシュートしても0.93程度だが、インナーサイレンサー無しではひどいときには1.05付近までブーストがオーバーシュートした。EBSの学習機能により何度か走行すれば抑えられてくる傾向にはある。
サーキットでは、3速全開までしか使用しないが、熱ダレ等もあってかオーバーシュートは0.97付近までとなる。タービンに対しては負担かかってるかもしれない。
RMインナーサイレンサー車検の時は、センターパイプを触媒に交換し、フロントパイプはHKS製の75φのままとした。このとき、触媒の有無とインナーサイレンサーの有無で色々と組み合わせてみた。
1.触媒+サイレンサー付き。
2.触媒+サイレンサー無し。
3.センターパイプ76φ+サイレンサー付き
4.センターパイプ+サイレンサー無し
1は、車検にも通るように、音量はそこそこ。フィーリングもそれなり。
2は、予想外の爆音。特にアクセルを踏み込んでいったときの排気音はかなり大きく、4に近いレベル。ただし、音の割にパワー感やアクセルのオン−オフに対するエンジンのレスポンスが悪い。
3は、2に比べて音量が抑えられる。それでいて2よりもエンジンのレスポンスがいい。
4は、前出の通り最高!
以上、全てF−conVの燃調マップを一番濃い状態での走行だったため、それなりの燃調に変更した場合はまた別の感想となることも予想される。  

RM横RM・ボーダー80比較RM・ボーダー80比較2RM・ボーダー80比較3
変更を考えていた70φの絞り部分であるが、今のパワー感ならしばらくはそのまま行こうと思っている。
ただ変更の準備はしておくつもり。