エンジン振れ止めバー



某ショップから発売されているエンジンの揺れを押さえ込む部品を見て、なんか自作できそうと思ったらとにかく作ってみたくなった。棒の部分は構想がすぐ出来て何とか部品も調達できた。ロッドエンドとそのネジ径に合うステンレスパイプ。しかし、エンジン及びボディ側と接続するブラケットはなかなか考えつかなかった。自分で加工するには、切断するか穴を開けるしかできない・・・・。ふと思いついたのがステンレスのアングル材。これを切って穴開ければなんとかなりそう・・・。
と言うことで色々加工して出来た・・・。ブラケット部と棒の部分をパフがけしてピカピカにしたら何とか見られる姿に。
某ショップの製品に対してちょっと自慢できると一人で思っている点は、ボディ側のブラケットの固定にボルトを3本使用する構造にしたこと。某製品は、2本でしか止められていない。負担がより少なくなるようにした。

振れ止めバー早速クルマに取り付けて走ってみると、アクセルに対するエンジンのピックアップが確実に良くなった。今まで不満に思っていたわけでないが、振れ止めバーを付けると、今までがアクセルオンに対してワンタイミング置いてクルマが前に進んでいたのがよく分かった。
ただ、最大の欠点があった。エンジンのある回転域で、ボディと共振してすさまじい振動と音が・・・・。エアコンを掛けたアイドリング時や、普通にスタートするある回転の時に必ず発生する。知らない人が聞くと、クルマが壊れていると思う。ダンパータイプの振れ止めバーであれば、この振動はなくなるかもしれないが、その分エンジンは逃げることになるので効果は少なくなるのかも。
ただ、このピックアップの良さを知ってしまうと振動もまた快感に変わる・・・・。
この部品を取り付け後、約14000km走行(ミニサーキット走行多数)になるが、1999年5月17日現在異常なし。

1999.8.12追加
ふれ止めバータイプ2その1 ふれ止めバータイプ2その2
エンジンマウントのリジッド化とこのふれ止めバーによって、エンジンの揺れはかなり押さえ込まれているが、それぞれの負担を軽くするために、さらにもう一本のエンジンふれ止めバーを追加した。
これは、全日本ジムカーナのA3クラスに参戦している猪爪RX−7を雑誌で見て真似しただけである。作り方は先に述べたふれ止めバーと同じで、バーに曲げが入っているのが違うだけ。
これでエンジンのふれは、アルミリジッドマウント2ヶ+ふれ止めバー2ヶで押さえていることになり、それぞれの部品にかかる負担は軽くなっているのではないだろうか・・・・。